診療科
リハビリテーション科
診療の概要
リハビリ訓練は、入院患者を対象とした急性期リハビリテーションを中心に提供しています。
各科からのコンサルト(相談)により患者を診察し、リハビリ訓練の方針決定を援助しています。
外来診察では、当院から自宅へ退院された方の生活機能上・療養上の問題の軽減化を図り、
スムーズに安定した生活に入れるようにするための援助をしています。
また、地域で障害を抱えながら生活されている方が、より充実した生活を送るための援助を医療リハビリテーションの立場から行っております。
診療の特徴
当科は平成23年10月よりリハビリテーション医療に専任する医師が常勤するようになり、最適で標準的な入院リハビリテーションの実施を目標に診療を開始しました。また、平成24年1月より、地域の医療・福祉関係者と協力し合いながら地域に貢献する診療を目標に、外来診察を開始しました。
特に重点をおいている分野
- 脳卒中の急性期リハビリテーションと地域連携
- 自宅退院に向けた生活機能評価と訓練および介護指導
- リハビリテーション室の安全向上
- 廃用症候群の予防と回復
- 嚥下障害の機能評価
- 急性期から生活期までの装具療法
診療実績統計
項目 / 年度 | 2015 | 2016 | 2017 |
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外来患者数(新患) | 81人 | 92人 | 92人 |
脳卒中・脳外傷 脊髄損傷 神経筋疾患 骨関節 四肢切断 小児(脳性麻痺等) リンパ浮腫 その他 |
41人 3人 6人 7人 1人 3人 7人 13人 |
45人 1人 6人 14人 0人 6人 2人 18人 |
47人 4人 12人 8人 0人 4人 3人 11人 |
補装具相談(新規) | 12件 | 19件 | 20件 |
下肢装具 上肢装具 義足 義手 車いす その他 |
9件 0件 1件 0件 2件 0件 |
14件 0件 1件 0件 2件 2件 |
13件 0件 1件 0件 2件 4件 |
嚥下専門検査 | 179件 | 150件 | 151件 |
嚥下造影検査 嚥下内視鏡検査 |
18件 161件 |
19件 131件 |
14件 137件 |
痙縮治療 (A型ボツリヌス毒素筋注) |
53件 | 53件 | 56件 |
高次脳機能障害者支援(新規) | 6件 | 5件 | 4件 |
障害者検診 | 0件 | 0件 | 4件 |
リハビリテーションに特に関連するスタッフの紹介
職種 | 人数 |
---|---|
理学療法士 | 12 名 |
作業療法士 | 5 名 |
言語聴覚士 | 6 名 |
医療ソーシャルワーカ | 4 名 |
退院調整看護師 | 1 名 |
ドクター紹介
医師名 | 認定医/専門医等 |
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科長 荒井 啓晶 |
日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 日本脳卒中の外科学会認定技術指導医 宮城県緩和ケア研修会受講済 東北大学医学部臨床准教授(脳神経外科) |
非常勤医
医師名 | 認定医/専門医等 |
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瀨田 拓 | 日本リハビリテーション医学会専門医・指導医 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士 |
発表等
○論文
- 瀨田拓
- 判断に迷う所見とリハビリテーション計画
[特集 リハビリテーションに生かす嚥下内視鏡検査
CLINICAL REHABILITATION. 2017; Vol.26(8): pp.757-762] - 瀨田拓
- 地域急性期病院における取り組み
[特集 脳卒中のリハビリテーション処方
総合リハビリテーション. 2018; Vol.46(2): pp.107-112]
○著書
- 瀨田拓
- 作問・解説
[水落和也、他8名(編)『新版リハビリテーション医学Q&A-専門医を目指して』医歯薬出版, 2017]
○地方学会・研究会発表
- 瀨田拓
- 農薬誤飲による咽頭喉頭化学熱傷2例に対する発声および嚥下リハビリテーション
[第42回日本リハビリテーション医学会東北地方会(山形)2017.9.9]
○講演
- 瀨田拓
- 地域医療におけるリハビリテーション医療の役割と必要性
[臨床研修医等医師向けリハビリテーション研修会(東京)2017.5.13] - 瀨田拓
- 第18回PDN VEセミナー東京 講師
[(東京)2017.7.23] - 瀨田拓
- 口腔と咽頭の状態が食事再開の成否を決める
[大崎栄養サポート研究会第9回研修会(大崎市)2017.8.3] - 瀨田拓
- 第5回摂食嚥下機能評価実習研修会 実習講師
[(千葉)2017.9.17] - 瀨田拓
- 摂食嚥下障害者のリハビリテーションに関わる際に知っておくべきこと
[山形県言語聴覚士会研修会(山形)2017.10.28] - 瀨田拓
- 「急性期の立場から取り組む地域包括ケア」-リハビリ医から見た幸せな食事
[東名厚木病院摂食嚥下チーム10周年記念企画「みんなで摂食嚥下フォーラム」(神奈川)2017.11.11] - 瀨田拓
- 高次脳機能障害 地域支援拠点病院の役割
[平成29年度仙南圏域高次脳機能障害支援者連絡会(大河原)2017.12.7] - 瀨田拓
- 第19回PDN VEセミナー 講師 [(東京)2018.1.21]
- 瀨田拓
- 食をサポートするみなさまと共に「食べる」を考える2
リハビリテーションの立場から-「食のかかりつけ」には誰がなる?- [大崎歯科医師会多職種連携講演会(大崎)2018.3.4]
リハビリテーション科 過去の業績
【2016(平成28)年度】
○全国学会発表
- 瀨田拓
- 急性期の立場から取り組む地域包括ケア
[第11回日本リハビリテーション医学会専門医会学術集会(金沢)2016.10.29-30]
【2015(平成27)年度】
○論文
- 瀨田拓
- リハビリ医からみた幸せな食事
[PDN通信. 2015, 第51号, p12]
○国際学会発表
- Naito M, Suzukamo Y, Fujii W, Seta H, Murata K, Naito T, Kikutani T
- QUALITY OF LIFE AND PERSPECTIVES OF HAPPINESS IN MIDDLE-AGED AND OLDER PEOPLE WITH DYSPHAGIA.
[International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research (ISPOR)
18th Annual European Congress(Milan)2015.11.7-11]
○全国学会発表
- 内藤真理子、鈴鴨よしみ、瀬田拓、村田和弘
- 嚥下障害が生活の質に与える影響-患者立脚型アウトカム指標の開発-
[第52回日本リハビリテーション医学会(新潟)2015.5.28-30] - 瀨田拓、猪又由恵、戸枝美保、相澤潔美
- 経鼻胃管は咽頭で高率に交差する
[第21回日本摂食嚥下リハビリテーション学会(京都)2015.9.11-12] - 戸枝美保、瀨田拓、猪又由恵、相澤潔美
- 気管内挿管後に嚥下障害が遷延化した2症例
[第21回日本摂食嚥下リハビリテーション学会(京都)2015.9.11-12]
○地方学会・研究会発表
- 瀨田拓、千葉光、庄司志織
- 活動報告、宮城県南地域の嚥下調整食の統一を目指して
[第6回宮城県南栄養サポートネットワーク講演会(大河原)2015.6.10] - 瀨田拓
- 経鼻胃管の走行―高率に咽頭で交差する―
[第11回宮城NST研究会(仙台)2015.10.17]
○講演
- 瀨田拓
- 第12回PDN VEセミナー 講師
[(東京)2015.5.12] - 瀨田拓
- 疾患の概要と症状の特徴
[地域リハビリテーション研修会(大河原)2015.7.16] - 瀨田拓
- 第13回PDN VEセミナー 講師
[(東京)2015.7.19] - 瀨田拓
- チームで取り組む食事支援
[障害者ケア向上研修会(大河原)2015.9.17] - 瀨田拓
- 嚥下の基本中の基本
[第2回PDN那須セミナー(那須塩原)2015.9.26] - 瀨田拓
- 第14回PDN VEセミナー 講師
[(東京)2015.9.27] - 瀨田拓
- 指導医講習会1,リハビリテーション科専攻医の指導―専門医の理念と指導医のあり方―
[第10回日本リハビリテーション医学会専門医会学術集会(東京)2015.11.29] - 瀨田拓
- 第15回PDN VEセミナー 講師
[(東京)2016.1.24] - 瀨田拓
- STのための嚥下内視鏡検査の基礎知識
[仙南ST会(大河原)2016.3.5]
○座長
- 瀨田拓
- 第21回日本摂食嚥下リハビリテーション学会 口演2(気管切開・人工呼吸)
[(京都)2015.9.11]
○教育活動
- 瀨田拓
- 東北大学大学院 非常勤講師
東北文化学園大学 非常勤講師
郡山健康科学専門学校 非常勤講師
【2014(平成26)年度】
○論文
- 瀨田拓
- 【摂食嚥下障害への適切な評価とアプローチ】(part2)摂食嚥下機能の評価 食事を摂るという活動
看護技術. 2014;60:945-949 - 瀨田拓
- 【摂食嚥下障害への適切な評価とアプローチ】(part2)摂食嚥下機能の評価 嚥下専門検査でわかること
看護技術. 2014;60:965-969 - 瀨田拓
- 「彼を知り己を知ること」は難しい
第51回日本リハビリテーション医学会(名古屋)2014.6.5-7
○学会発表
- 内藤真理子、鈴鴨よしみ、藤井航、瀨田拓、村田和弘
- 嚥下障害が生活の質に与える影響
第51回日本リハビリテーション医学会(名古屋)2014.6.5-7
○講演
- 瀨田拓
- 栄養と活動で回復する摂食嚥下機能
[宮城東部栄養サポートネットワーク講演会(石巻)2014.10.7] - 瀨田拓
- 嚥下機能評価研修会 ~第4回PDN VEセミナー仙台~ 講師
[(仙台)2014.10.12] - 瀨田拓
- 嚥下機能評価研修会 ~第6回PDN VEセミナー大阪~ 講師
[(大阪)2014.12.14] - 瀨田拓
- 摂食嚥下機能の基礎知識、専門検査を役立てる地域連携
[地域リハビリテーション従事者研修会(柴田)2014.12.18] - 瀨田拓
- 訪問リハに必要なリスク管理 リハドクターから見た訪問リハへの期待と課題
[訪問リハビリテーション実務者研修会(仙台)2015.1.24] - 瀨田拓
- 嚥下機能評価研修会 ~第10回PDN VEセミナー東京~ 講師
[(東京)2015.3.8] - 瀨田拓
- 嚥下機能評価研修会 ~第11回PDN VEセミナー東京~ 講師
[(東京)2015.3.29]
【2013(平成25)年度】
○著書(分担)
- 瀨田拓
- 1ページ講座 理学療法関連用語 正しい意味がわかりますか?嚥下造影検査
[理学療法ジャーナル. 2013.11;47:1007]
○学会・研究会発表
- 大部修治、鈴木郁絵、戸枝美保、瀨田拓、阿部明子、菅野雄、菅原由恵
- 脳梗塞後重度障害を残し寝たきり状態となった患者の自宅退院について
[病院退院患者の生活機能向上に関わる事例検討会(大河原)2013.7] - 相澤潔美、瀨田拓、永井弥志男、戸枝美保、菅原由恵
- 「胃ろう情報ファイル」の活用により在宅胃瘻患者の食事再開につなげる事ができた一例
[日本摂食・嚥下リハビリテーション学会(岡山)2013.9]
○講演
- 瀨田拓
- 訪問リハに必要なリスク管理(フィジカルアセスメント、血液検査の見方等)
[リハドクターから見た訪問リハへの期待と課題(仙台)2013.6.20] - 瀨田拓
- 神経難病患者の嚥下リハビリテーション-ALSを中心に-
[平成25年度難病患者支援研修会(大河原)2013.9.21] - 瀨田拓
- 摂食・嚥下障害-誤嚥と残留を中心に-
[丸森病院職員研修会(丸森)2014.1.16]