診療科・部門紹介

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診療科

緩和ケア内科

診療概要

 緩和ケア内科は2015年5月に新設された当院においては比較的新しい診療科です。
 がん(悪性腫瘍)の診療を受ける患者さんにおいてはその診療過程で時に様々な苦痛(痛み・吐き気・息苦しさなどの身体的苦痛、気持ちのつらさや不眠などの精神的苦痛など。)を経験することがあります。
 当科はそうした患者さんの苦痛を多職種のスタッフ(医師、看護師、臨床心理士、理学療法士、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカー)が協力して和らげ、患者さんの生活の質(QOL : Quality of Life)を改善することを目的としています。
 こうした苦痛に対するケアはがんの終末期にのみ行うものではなく、診療の早期から行うことで治療の継続が可能になったり、またがんが進行して有効な治療手段がなくなった場合であっても、苦痛を軽減することで残された時間をQOLを保った状態で療養生活を送ることができるようになります。

診療内容

※診療内容は外来と入院(緩和ケア病棟)に分かれます。

○外来について

 院内・院外から緩和ケアが必要と判断された患者さんの紹介を受け、上記の苦痛の緩和を行うと共に患者さんや御家族の希望に応じて他の施設からの往診などによる自宅での緩和ケア(在宅緩和ケア)や後述する当院緩和ケア病棟の入院などの橋渡しを行います。
 また当院での緩和ケアを受けつつ、ご自宅でなるべく生活していきたい患者さんにおいては当科へ通院しつつ緩和ケアを受けいただきながら自宅での生活を続けていけるように援助いたします。(詳しくは「緩和ケア外来について」を参照ください。)

○入院について

 緩和ケア内科で入院していただく緩和ケア病棟は上記の緩和ケアを専門に提供する病棟です。
 この病棟は患者さん御自身が御自分の病状を理解し、がんに対する積極的な治療や延命の処置をしないことを同意され、緩和ケア病棟への入院を希望される方が利用できます。
 一般病棟や在宅緩和ケアでは対応困難な心身の苦痛のある患者さんへのケアを実施すると共に当院で人生最後の時期を迎えられることとなった方には穏やかな終末期を迎えられるように援助するための病棟となります。また、一旦緩和ケア病棟へ入院された方であっても症状緩和がつき、自宅での療養が可能となった患者さんにおきましては外来と同様に自宅療養や他施設への転院・療養の橋渡しをいたします。
 緩和ケア病棟では上記の如く様々な分野のスタッフがチームを組んで担当し患者さんの苦痛を軽減すべく診療を行います。(詳しくは「緩和ケア病棟について」を参照ください。)

診療実績統計

(2015.5.1~2018.3.31)
項目 / 年度 2015 2016 2017
入院延べ人数 116名 150名 146名
(外来からの緊急入院) (32名) (47名) (55名)
(救外からの緊急入院) (14名) (18名) (19名)
(転科転棟) (54名) (55名) (55名)
(他病院からの紹介入院) (8名) (13名) (5名)
(待機予定者の予定入院) (8名) (17名) (17名)
退院延べ人数 113名 142名 143名
(死亡退院) (94名) (117名) (115名)
(転院) (3名) (5名) (4名)
(転科転棟) (1名) (0名) (0名)
(自宅退院) (15名) (20名) (22名)
多職種の介入事例
(リハビリテーション) (75件) (104件) (102件)
(臨床心理士) (52件) (97件) (30件)
(歯科) (13件) (34件) (56件)
(栄養士) (84件) (98件) (69件)
(精神科) (1件) (1件) (0件)

ドクター紹介

医師名 認定医/専門医等
科長
佐藤 俊
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本外科学会認定外科専門医・指導医
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
日本消化器病学会認定消化器病専門医
日本医師会認定産業医
宮城県緩和ケア研修会受講済

発表等

○全国学会発表

佐藤俊
緩和ケア外来初診時に苦痛緩和目的鎮静の説明を受けた患者・家族の意思決定経過に関する検討 [第22回日本緩和医療学会学術大会(横浜)2017.6.23-24]

過去の業績

【2016(平成28)年度】

○全国学会発表

佐藤俊
高線量単回照射が疼痛制御に有効であったと考えられた膵癌癌性疼痛の一例 [第21回日本緩和医療学会学術大会(京都)2016.6.17-18]
佐藤静恵、佐藤満里子、佐藤俊、和泉卓司
緩和ケア病棟を退院する高齢終末期がん患者に排尿自立を試みた症例 [第34回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会(名古屋)2017.2.17-18]