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診療科

放射線診断科

概要

放射線診断科の主な業務は次の2点に大別されます。

・CT、MRI、核医学検査の画像診断

 CT、MRI、核医学検査に関して、基本的には依頼医師からの読影依頼のあるものについて画像診断を実施し、その結果を読影レポートに記載します。ただし、読影依頼がない場合にも、各診療科医師からの要請があれば、同様に画像診断を行い読影レポートを作成します。
 また、CT、MRI検査については、地域医療連携を通じて近隣の医療施設からの紹介症例に対し、迅速に診療情報提供書の作成に務めています。

・インターベンショナルラジオロジー(以下、IVR)

 IVRは血管系と非血管系に大別され、各診療科からの依頼に応じて実施します。
 血管系には、血管造影や血管(動脈瘤や静脈瘤、血管奇形も含む)の塞栓術、動脈や静脈からの薬剤注入、血管の狭窄部や閉塞部の拡張などがあります。
 非血管系には、膿瘍などに対するドレナージ、CT(または超音波)ガイド下生検、胆管や胸腔内・腹腔内へのカニュレーションなどがあります。

診療実績統計

内訳 / 年度 2020 2021 2022
一般撮影 31,479 33,448 34,590
CT 14,505 15,277 16,145
MRI 6,950 7,368 7,711
核医学検査 469 489 474
IVR(放射線診断科実施分) 11 19 36
放射線治療(新規患者) 115 116 159

ドクター紹介

医師名 認定医/専門医等
副院長
統合情報診療部長
主任部長
清治 和将
日本医学放射線学会認定放射線診断専門医
日本IVR学会認定専門医・指導医
主任部長
岡田 賢
 

発表等

○論文

Kamada H, Ota H, Seiji K, Takase K.
Embolization of a paraumbilical shunt by the transparaumbilical venous approach and one-sheath inverse method: A case report. [Radiology Case Report.2020;Vol.15(11):pp.2125-2128]
Iwasaki T, Mishima E, Suzuki T, Kikuchi K, Toyohara T, Seiji K, Takase K, Miyazaki M, Harigae H, Ito S, Abe T.
Kidney enlargement effect of angioplasty for nonatherosclerotic renovascular disease: reversibility of ischemic kidney. [Hypertension Reseach.2020;Vol.43(11):pp.1214-1221]
Sasaki Y, Mishima E, Kikuchi K, Toyohara T, Suzuki T, Ota H, Seiji K, Miyazaki M, Harigae H, Ito S, Takase K, Abe T.
Treatment of refractory hypertension with timely angioplasty in total renal artery occlusion with atrophic kidney. [Internal Medicine.2021;Vol.60(2):pp.287-292]
Higuchi S, Ota H, Tezuka Y, Seiji K, Takagi H, Lee J, Lee YW, Omata K, Ono Y, Morimoto R, Kudo M, Satoh F, Takase K.
Aldosterone-induced cardiac damage in primary aldosteronism depends on its subtypes. [Endocr Connect.2021;Vol.10(1):pp.29-36]

○著書

清治和将、大田英揮、手塚雄太、尾股 慧、小野美澄、森本玲、佐藤文俊、高瀬圭
原発性アルドステロン症の診断・治療 [画像診断 Vol.40 No.6 腎・泌尿器の画像診断update,学研メディカル秀潤社,2020:pp.589-605]
清治和将、高瀬圭
腹部静脈:副腎静脈サンプリング(AVS) [臨床画像 Vol.36 No.7 誰にも聞けないIVRの基本:基本手技~部位別血管カテーテルの選択と挿入法,メジカルビュー社,2020:pp.809-814]
木下知、清治和将、高瀬圭
副腎腫瘍 副腎腫瘍の検査・診断 (6) 画像診断 [日本臨牀 78巻増刊号4 内分泌腺腫瘍(第2版)基礎・臨床研究のアップデート,日本臨牀社,2020:pp.635-641]

○全国学会発表

織部峻太郎、豊原敬文、菊地晃一、三島英換、鈴木健弘、清治和将、高瀬圭、阿部高明
線維筋性異形成に対するPTRA施行後の再狭窄に関する検討 [医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2020 第117回日本内科学会講演会(Web開催)2020.8.7-9]
織部峻太郎、豊原敬文、渡邉駿、菊地晃一、三島英換、鈴木健弘、森田佳明、大田英揮、清治和将、高瀬圭、阿部高明
線維筋性異形成に対するPTRA施行後の再発期間に関する検討(ポスター) [第50回 日本腎臓学会東部学術大会(Web開催)2020.9.26-27]

○講演

清治和将
教育講演26:泌尿生殖器2泌尿器科領域 「内分泌異常のある患者の副腎画像診断」 [第56回 日本医学放射線学会秋季臨床大会(Web開催)2020.10.28-11.26]

○座長

清治和将
第49回日本IVR学会総会:一般演題9 「静脈」
[(大阪)2020.8.25-8.27(オンデマンド)2020.9.14-28]