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がん診療

がん診療体制のご紹介です。

当院のがん診療体制

 わが国では現在、一生の間に2人に1人が何らかのがんに罹患すると言われています。多くのがんは検診などを通じて早期発見できれば手術療法などで完全に治癒することが期待できます
 一方で、進行した状態で発見されるがん患者さんも決して少なくはなく、日本人の3人に1人ががんで亡くなる時代でも有ります。しかし今日、がん薬物療法や放射線治療、緩和支持療法の急速な進歩により、進行がんと診断された後でも治療を受けながら快適な日常生活・社会生活を送ることも可能になってきました。
 人口の高齢化とともに宮城県南部のこの地域でも急速な勢いでがん患者さんが増加することが予想されます。当院では開院4年目の機会に病院全体のがん診療体制を整理し、再構築いたしました。当院の掲げる三大目標(脳卒中、心臓病、悪性腫瘍の制御)のうち、がん克服のための病院の体制を改めてご紹介いたします。

  1. 当院では外科・腫瘍内科・消化器科・呼吸器科・泌尿器科・皮膚科で各種がんの集学的治療を積極的に行っています。
  2. 当院で診療を行っているがんと集学的治療の内容(放射線治療を除く)
    外科:
    消化器がん(胃がん、大腸がん、膵がん、胆のう胆管がん・肝がん)、乳がんの手術と術後補助化学療法を担当します。
    腫瘍内科:
    消化器がん、肺がん、乳がん、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、原発不明がんの化学療法を担当します。
    消化器科:
    早期胃がん・早期大腸がんの内視鏡的治療、がん性閉塞性黄疸の減黄治療、がん性消化管狭窄(食道がんなど)に対する内視鏡的ステント治療、肝がんに対する局所療法(血管塞栓療法・ラジオ波焼灼)を担当します。
    呼吸器科(呼吸器腫瘍内科):
    肺がんの化学療法を担当します。(手術療法・放射線療法は宮城県立がんセンター・外科に協力依頼)
    泌尿器科:
    前立腺がんの手術・内分泌化学療法、腎がん、膀胱がんの手術・化学療法を担当します。

放射線治療に関しては、主として宮城県立がんセンターの放射線科に診療協力をいただいています。

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がん診療ガイドラインについて

当院のがん診療では下に示す、国内外の診療ガイドラインを参照に治療方針をチームで検討の上、決定しております。

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外来化学療法室のご案内

当院では平成16年10月から外来化学療法室(6ベッド)が設置されています。

近年、従来は入院治療を必要としていたがん化学療法の多くが、通院で行えるようになりました。
外来での抗がん剤治療が安全に行えるための条件として、以下の3つが重要です。
1) 支持療法の発達によって、抗がん剤の副作用予防・治療ができるようになったこと
2) 抗がん剤治療がガイドラインなどに基づいて標準化されていること
3) 医師・看護師・薬剤師など複数の医療スタッフが力を合わせて、チームとして患者さんの治療を支援できること
 当院では、これらの条件を満たして専用の外来化学療法室で抗がん剤治療が行われています。外来で治療を行うことで、仕事やご家庭生活を今までどおり送りながら安心して治療を継続できます。

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外来化学療法室での治療の流れ

 各科外来の担当医とご相談の上、ご利用ください。外来化学療法は予約制です。
 化学療法をお受けになる当日の治療の流れは以下のとおりです。

1) 【採血】
  採血 外来採血室での採血はあらかじめ検査予約されています。
  血液検査の結果がでるまで約1時間お待ちください。
当日の体調などで気になることがある際は採血時に担当者にお伝えください。
2) 【診察】
  診察 担当医の診察があります。
体調や血液検査の結果で当日の治療を行うかどうかの判断をします。
  薬剤部が当日の抗がん剤を調整するまで30分から1時間お待ちください。
時間帯によってはこの間に昼食をすまされてもけっこうです。
3) 【治療】
  治療 外来化学療法室の担当医師、担当看護師が治療にあたります。
  治療中に気になる症状、また心配事や悩みなどがあれば
何でも外来化学療法室の看護師にご相談ください。
4) 【予約・処方】
  予約・処方 次回の治療予定とそれまでに必要な内服薬などについて確認します。
5) 【会計】
  会計  

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がん診療相談支援センターのご案内

不安に思うことや、わからないことは、お気軽にご相談ください。

安心して治療を受けるために

 当相談室は、がんの治療・療養に関する相談、生活上の問題解決の相談等を行う総合窓口です。専門の相談員が相談をお受けします。また、相談の内容によって、専任の相談担当医師、看護師などが対応いたします。相談は無料です。また相談内容に関してはプライバシーを厳重に保護しています。
*医師・看護師への相談は事前予約制でお願いしています。

具体的な相談内容

どのような治療があるか知りたい。治療について不安だ。

→手術・放射線治療・抗がん剤治療などの選択肢についてわかりやすく説明します。

セカンドオピニオンを受けたい。

→主治医とは別に他の医師からの治療の見方を聞かせてもらえる制度です。

医療費の支払いが心配。

→ご利用可能な医療費助成制度のご案内をします。

退院後、在宅療養希望だがどのようにしたらよいか。

→地域の医師や訪問看護など在宅チームとの連携のお手伝い、介護保険の調整などをします。

緩和ケアについてききたい。

→がんの治療中の全ての時期に、痛みや苦痛をやわらげる治療法です。

アスベストが原因の病気だと言われました。補償は受けられますか?

→石綿健康被害救済給付制度などについてご説明いたします。

相談受付

相談受付時間:月〜金 午前9時〜11時30分、午後1時〜4時30分
事前に御連絡いただければ上記時間は変更いたします.
お気軽に御相談下さい.
がん診療相談支援センター:センター長 杉山克郎
専任相談員 : 村上志穂(社会福祉士・精神保健福祉士)
担当看護師 : 大槻明美
相談担当医師: 杉山克郎、高橋道長(外科)
臨床心理士 : 佐藤恵子(非常勤)
メールでの相談も受け付けています。
e-mail:gan-soudan@southmiyagi-mc.jp

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緩和ケアチームについて

 がんの治療においては手術や化学療法などがんそのものに対する治療と同時に、疼痛や不安など様々な苦痛症状に対する治療を並行して行うことが大事です。がんに伴う苦痛がある場合はそれを取り除くことで、日常生活の質が上がり、より積極的に治療に取り組むこともできるようになります。こうした治療は緩和支持療法と呼ばれ、手術や薬物療法、放射線治療とともにがんの治療の上で非常に重要です。

 当院ではがんに伴う苦痛症状がある場合、入院患者さんを中心に緩和ケアチームと呼ばれる多くの医療職で編成されるチームが様々なご相談に乗りながら、その治療のお手伝いをしています。

 チームのメンバーは下記のとおりです。
医師:3名(腫瘍内科・麻酔科・各科スタッフ)、看護師2名、社会福祉士1名(社会・経済・心理面担当)、薬剤師1名(疼痛薬物療法担当)、栄養士1名(栄養管理担当)、臨床心理士1名(非常勤)

※必要に応じて、外来通院中のがん患者さんのご相談にも応じております。がん診療相談室までご相談ください。

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在宅緩和ケアについて

 がんがある程度進行した状態でも、様々な薬物療法などで苦痛を和らげながら住み慣れた家でご家族と一緒に今までどおりの生活を送ることも可能です。当院の緩和ケアチームでは在宅での緩和医療を行なっている組織や施設の在宅緩和医療チームと緊密な医療連携を行っています。

在宅緩和医療の連携先

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抗がん剤治療臨床試験について

 化学療法は日々進歩しております。新しい薬が出るたびに、その臨床効果はどうか、副作用はどうかといった点は臨床試験を行って初めて確認されているのです。
 臨床試験は、新しい治療と、標準的治療を比較して、その有用性を確認したり、新しい薬の適正な投与量や効果を確定したりするために行なわれます。従って現在行なわれている標準的治療は、一世代昔の患者さんのご好意に基づいて行なわれた臨床試験の結果から、選択されたものなのです。
 今後新しい治療を作り上げていく過程として、臨床試験へのご参加をお願いすることもあるかも知れません。また新薬の開発の段階で、患者さんに実際投与して効果・副作用を確認する臨床試験(治験)もあり、同様にご参加をお願いすることもあるかもしれません。是非、これらの臨床試験に対するご理解を頂きたいと考えています。

当院で現在参加している多施設共同臨床試験・治験

( )内は実施主体

治験コーディネーター(CRC)について

治験に参加される患者様の診療の際には主治医、看護師の他に治験コーディネーター(CRC)がお手伝いをさせていただくことがあります。治験コーディネーター(CRC)とは 治験に参加する患者さまの人権や安全性を 守り、科学的で信頼できる治験が円滑に行われるように管理・調整する専門スタッフのことです。わからないことや相談など気軽に声をかけてください。

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がん診療における連携医療機関

 放射線治療や当院で専門的な治療が困難ながん治療に関しては下記の医療機関などと提携して治療を行なっております。当院での診療経過を基に緊密な連絡を取りながら連携病院の専門医の診察を予約し、紹介させていただきますのでご相談ください。

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